2023.04.03 プレスリリース

MICIN、国立がん研究センター東病院と、大腸がん患者の術後早期回復を目指し、周術期管理アプリを用いた探索的臨床研究を開始

株式会社MICIN(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:原聖吾、以下 MICIN)は、国立研究開発法人国立がん研究センター東病院(病院長:大津 敦、以下 国立がん研究センター東病院)と、大腸がん患者の術後の早期回復を目指し、PHR*1を活用した周術期管理アプリを用いた探索的臨床研究を開始いたしました。

これまで、 MICINと国立がん研究センター東病院は、大腸がん患者の周術期管理アプリの開発に向けた共同研究を進めてまいりました*2。
今回、これまでの研究結果をもとに開発した周術期管理アプリを利用し、国立がん研究センター東病院で大腸がんの手術を受ける患者に対し、探索的な臨床研究を開始します。具体的には、セルフケアの状況や業務負荷軽減への貢献度、またユーザーの利用に関する総合的な評価を行います。このアプリには、患者に術前から大腸がんに対する理解の促進や術後の生活に関する情報提供を行う機能や、在宅環境で傷口や排便の記録などを含むPHRを取得・モニタリングできる機能、医療者と患者がビデオ通話を使ってコミュニケーションを取ることができる機能が搭載されています。これらにより、患者に入院前から退院後の生活の中でセルフケアを促すことで、患者負担の軽減や日常生活へのスムーズな復帰が実現可能かについても検証を行います。

MICINは、外科手術を受ける患者向けの周術期ケアアプリ「MedBridge(メドブリッジ)」*3を開発しています。今回の共同研究を通じて、外科手術を受ける大腸がん患者向けの周術期ケアに貢献できるよう、更なる改良や開発を進めてまいります。

*1:PHR(Personal Health Record)患者が自らの医療・健康情報を収集し一元的に保存する仕組み
*2:2021年7月19日プレスリリース https://micin.jp/news/5089
*3:MedBridge(メドブリッジ)HP https://medbridge-micin.com/

【国立がん研究センター東病院 概要】
国立がん研究センター東病院は、1992年に設立され、年間9,000人を 超える新患の方が訪れるがん専門病院です。世界レベルのがん医療の提供と新しいがん医療の創出をミッションに掲げ、国の「臨床研究中核病院」、「がんゲノム医療中核拠点病院」などに選定されています。併設する先端医療開発センター(NCC-EPOC)とともに、国際的なネットワークを基盤とした研究開発の拠点として、先進的ながん治療薬・医療機器開発やゲノム医療をはじめとした個別化治療を推進し、多数の実績を上げています。
ホームページ:https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/index.html

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